講談と落語の二刀流やっちゃいました

先日、私のブログを見てくれているという人に初めて出会い感激しました。

こんな文章読んでくれている人がいるんだ~。と思うと実に嬉しい。

その彼女(若い新聞記者)が昨日大濠公園の美術館ホールでの講談会を聴きにきてくれて写真を撮ってくれました。

これがその写真

演目はオンラインで習っている落語から「紙入れ」と講談教室で習っている講談から自作の「扇の的」。それぞれ10分で計20分の持ち時間。

大谷翔平選手にあやかって私も講談と落語の二刀流でいきますと宣言。(大谷選手すみません)

「扇の的は平安時代末期の源平合戦で源氏方の那須与一が平氏方から挑戦を受けた扇の的を見事に射抜いて喝さいを浴びるというネタ。

義経や弁慶を登場させて面白おかしく自由にやりました。
事前準備として紅地に金色の日輪をほどこした扇の的を作るところから始まります。
100均で買ったカラースプレーの赤と金色で扇子に色をつけましたが、ずぼらな私がやると手が真っ赤になり扇子も赤と金でぐちゃぐちゃに。(写真はありません)
見かねた家族が手伝ってくれて無事完成。

段ボールくりぬいて・・・
シールで保護して(他力本願で完成)

平氏の女官の中でも美女中の美女・玉虫の「この扇を射抜くものはなきや~」という呼びかけに乗った義経が扇の的を射抜くよう家来に命じますが、金の日輪の扇は帝を象徴しているので射抜くためには真ん中ではなく扇の要を狙わねばならない。
そしてそれは至難の業。誰もがおじけづくなか、那須与一宗高が名乗り出ますが、風が強くて扇は揺れ動き…神に祈る与一、見守る源氏と敵方の平氏・・・
命をかけた勝負で見事に的を射抜いた那須与一は敵味方の双方から喝さいを受けます。

講談師見てきたようなうそをいい、といいますが、100メートル離れた源氏の陣地に玉虫の呼びかけの声が届くわけありません。
でもこの懇談では「誰もリスクをとらない、(射損じれば切腹)だけど誰かはやらなければならない」というシチュエーションでリスクをとる人を私は尊敬します!という気持ちを込めて演じました。
聴いていただいた方々に伝わっていればよいのですが・・・

次にやったのが落語「紙入れ」。だんなの留守におかみさんに呼び出された新吉。おかみさんからパワハラセクハラアルハラを受けつい誘惑に負けて・・しかしその時旦那が帰ってくる。
あわてて裏口から逃げる新吉は部屋に紙入れ(財布)を置き忘れる。中にはおかみさんからの誘いの手紙が入っている!新吉は悩んだ末、翌朝旦那の様子を見に行くが・・・という落語。
年配女性が年下男性にパワハラセクハラをする落語は若い頃にやるとドン引きですが、年を重ねると面白さ滑稽さを出せるようになり、年を取るのもいいことだなあ~としみじみ思えるネタです。笑。

そこそこの笑いをとって20分の持ち分が終了。

終わったあとは見に来てくださったかたがたと記念撮影。楽しくもありがたい一日でした。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本テレビで記者職を34年。その後討論番組を担当し、今年1月に 定年退職しました。これまでの経験を生かして働く女性の悩みに答えて 少しでも助けになればと思っています。よろしくお願いします。