大宰府の九州国立博物館で開催中の「北斎展」に行ってきました。美人画、風景画、動物画、漫画、肉筆、木版画、銅版画…作風も様々に変遷していて、世界の美術界に多大な影響を与えた希代の天才!90歳の生涯を終えるまで作品数は3万点!
息を引き取る間際にも「あと5年は生きないと満足できる絵が描けない」と言ったとか…弟子に言わせると大変な努力家であったとか…。一方で大変な奇人変人、一生のうち93回引っ越しをしたそうだけど、その理由は一日中絵を書いていて食べ散らかしたもので部屋が汚くなり、これ以上住めないと言う理由だとか。食べるもの、着るもの、お金にはまったく興味がなく、ただ絵を仕上げることに集中…絵を描くために生まれてきた天才なのだった。
北斎展は友人と行く予定が結局一人で行ったので、チケットが一枚余りました。あと一週間で展覧会も終了。帰り際に太宰府天満宮でお参りをするついでに1人で参拝していた若い女性に話しかけて北斎展のチケットを譲ったら「え~~いいんですか~~?」と喜ばれた。見ず知らずの人ではありましたが、マスク越しに笑顔が見られて私も嬉しかった。
ありがとう北斎!すぐれた芸術は人を幸せな気持ちにします。
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