江戸の知恵

桜が満開の福岡。住宅地の一角で見つけた蕎麦屋にふらりと入り、鴨せいろを頼みました。

待っている間にカウンターに置いてあった江戸の流儀や文化を紹介する漫画を手にするとこれが実に面白いのです。

結界わきまえとは…他人との関わりの中で自分の器量を知ること。(よく観察する)

さしのべしぐさとは…相手の状況を見て必要な時に手を貸すこと(押し付けない)

つかのま付き合いとは… 通りすがりに簡単な挨拶をすること(長話はしない)

江戸時代の庶民にとっては「純粋であり」「裏表がないこと」が水が澄んでいるように大事なことであり、それができていない自分を認識したときに「澄みません」と謝っていたのだという。本当かしらと思う一方でなるほどとも思いました。子供の頃は「謝るときにすみませんではなく、ごめんなさいと言いなさい」などと言われてきましたが、『すみません』という言葉にそんな深い意味があったとは。

考えているうちに、お蕎麦登場。美味。

ところで

退職の4日後の2020年2月、ダイアモンドプリンセス号が横浜港に接岸し、コロナ禍が日本を含む世界を席捲しました。以来あっという間に2年が経過。その間夫の福岡赴任に伴い、東京を離れて福岡生活を開始。キャリアコンサントと産業カウンセラーの講座に通い、資格を取得、カウンセラーとして時折後輩たちの相談に乗っています。きょうからまた少しずつブログを書いていこうと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本テレビで記者職を34年。その後討論番組を担当し、今年1月に 定年退職しました。これまでの経験を生かして働く女性の悩みに答えて 少しでも助けになればと思っています。よろしくお願いします。