コンサート＆台湾料理＠北九州

盲目の天才ピアニスト辻井伸行氏と世界的な指揮者セヴァスティアン・ヴァイグレの夢の競演が北九州で開催され、仲の良い友人と行ってきました。読響創立６０周年の特別演奏会です。コロナも少し落ち着いて入場制限はなく、ホールは満員。

華麗で壮大な曲目を堪能しました。ベートーヴェンピアノ協奏曲第３番では辻井さんの細やかな情感とたぐいまれなる技巧に心から酔いしれて、気づくとマスク内に涙がじんわり浮かんできました。障害が分かった時の両親の覚悟や、本人のひたむきな努力と苦労を想像するとつい親の気持になって涙が…。

演奏が終わるといつまでも拍手が鳴りやみません。続いてフルオーケストラの魅力爆発のシュトラウスの「英雄の生涯」。４５分にわたって勇壮で華麗な旋律を展開します。本当に久しぶりに聞くクラシックの生演奏。心が浄化されました。

岡田真澄似のヴァイグレは何度もアンコールに呼ばれて…あっさり退場。笑。

フルオーケストラでアンコール曲は難しいのかもしれません。満足です。

終わったら近くの公園を散歩しながら友人が予約してくれた台湾料理の店へ。

しゃれていて居心地の良い店でした。エビのマンゴーソースが絶品。美味しいし、おしゃべりは楽しいし。同世代で福岡に来てから知り合った友人ですが、（東京の友達に紹介してもらいました）趣味も価値観も似通っていて共感できることが多く一緒に居て楽しいです。これからの人生でどんな目標をたてるか、１００の新しいことをやろうと言う話で盛り上がります。これから１００の神社をめぐる、これから１００の楽しいことをする。これから１００冊の心に残る本を見つける…

私が勧めたのは最近読んだ「ポジティブ心理学が一冊でわかる本」

人間のネガティブ感情に焦点をあてて分析するフロイト由来の伝統的な精神心理学と違って、ポジティブ心理学は新しく科学的で発展的な心理学だそう。

一読しただけで前向きになります。人間がより幸せになるには過去の自分を肯定し、現在の自分を楽しみ、未来の自分に向かって目標を一つ一つクリアしていくこと、とてもシンプルです。今の自分を楽しむには過去の自分を頑張ったよくやったと受け入れる事。自然に周りに感謝するようになります。とてもいい気分で福岡に戻ってきました。さあ、明日は何をしようか・・・。